水納島の海で驚きの連続!ワールドダイビングの魅力

自分の中で水納島で泳いだ思い出は一生の宝物になっています。ワールドダイビングの噂は以前から知っており、興味はありましたが申し込みには至っていませんでした。本当の付近は安全に感じるのですが、離島となると途端に心細さを感じるからです。しかし、そのような誤った観念はワールドダイビングによって、見事に払拭されました。最初に感じたのは、とても素敵な形をした島ということです。

沖縄で1番綺麗な水納島or瀬底島ダイビング【透明度40M越え】

三日月のシルエットをしており、神秘的な雰囲気とともに可愛らしさも感じました。とはいえ、大自然が溢れる離島であることに変わりはなく、気を引き締めなければなりません。

本当から北に向かってしばらく進み、到着した頃には早く潜りたいという気持ちで胸がいっぱいでした。少ないですが人が住んでいると聞いており、その周りを泳ぐのは未知の国にやってきたような心境です。もともとは無人島だったという話を聞いて、絶海の孤島という言葉イメージしました。いずれにせよ、自分の中でこの島への関心は強くなっていくばかりです。

その島から北東側にダイビングスポットがあり、そこまで連れていってもらいました。ダイビングスポットには、いろいろと面白い名前が付いており、どれも記憶に残るぐらいインパクトが強いです。

どこも個性が豊かですが、それらに共通していることがありました。それは凄まじくクリアである水質で、海の奥が見えるぐらい綺麗です。自分がこれまでに行った海のなかで透明度は抜群でした。後から沖縄屈指の透明度を誇ると聞いて、やはり自分の感性は間違っていなかったと嬉しくなりました。

ダイビング中もクリアな海は自分たちに語り掛けてきます。もちろん言葉が聞こえてくるわけではありませんが、母なる海に招待されているような気がしたのです。それが単なる勘違いでないと確信したのは、珊瑚を目にしたタイミングでした。群生という表現がぴったりなほど、ひしめいて海の中にしっかり存在していたのです。

これまでにも珊瑚を見たことはありますが、それらと決定的に異なる要因がそこにはありました。とてもカラフルだったので心が躍ってしまい、テンションを抑えるのに苦労したほどです。当時の自分は、珊瑚に対してくすんだ薄い色のイメージしか持っていません。この状態でカラフルな様子を目的にしたのですがから、そのような驚いても仕方がありません。カメラを持ってくれば良かったと何度後悔したことでしょう。レンタルではなく、自分のカメラでしっかり撮りたいという欲求が強いです。

自分は記念写真よりも体で体感することを重視するタイプです。写真に専念するあまり、自分の経験として希薄になることを恐れています。レンズ越しよりも体に焼き付けたいという理念です。しかし、あの瞬間ばかりは、写真に収めて持って帰りたいと願いました。今度行くときは必ずカメラを持参しようと考えています。高性能で珊瑚の表情をしっかり撮れるものを購入するつもりです。自分のような初心者が撮ったものでも、アートとして成立するに違いありません。

さらに驚いたのは、見たこともないアナゴがいたことです。たくさんいたので運動会をイメージしてしまい、感嘆の中で少し笑ってしまったことを覚えています。その他にもいろいろな魚たちが住んでおり、まるでおとぎ話に出てくるメルヘンチックな国のようでした。

ここまで珊瑚や魚をしっかり鑑賞できたのは、島周辺の海水が綺麗だったからに他なりません。また、心に深く根付いたこととして、後世に残したいという気持ちが挙げられます。自分の地元でないにもかかわらず、そのような感情が芽生えたことに驚きです。少なくとも次に来るまで、美しい状態であってほしいと願いました。